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古筆逍遥

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古筆逍遥 / A5判、383頁、函
¥7,000

センチュリー文化財団の小松茂美博士が、長い学究生活の中で書き連ねてきた小論・随筆を拾遺して一冊とした。
1993年、旺文社発行。

  • 第一章 古筆耽美
    • かなの生い立ちと開花/書における和様の成立/古筆とその美/「平家納経」讃嘆/本阿弥光悦筆「四季草花宗達下絵和歌巻」/松花堂の書/新出の松花堂昭乗書巻/死後に遺さんとした書/千利休の手紙/良寛似せ真似史/私が推す新国宝
  • 第二章 和様の美を辿る
    • 慶滋保胤の手紙/道風の絹地切というもの/行成の白氏詩巻/公任の稿本「北山抄」/唯一の兼行の手紙/藍紙本万葉集と藤原伊房/速筆の名手・藤原定信/建礼門院右京大夫の父・伊行/伊行の手を習う高倉天皇―高倉天皇筆・書状/法性寺流の風靡―藤原忠通の手紙/藤原教長の「般若理趣経」/枯木に似た奇癖の書―藤原俊成/歌人・寂蓮の「熊野懐紙」/西行の真筆は三点/歌と書と蹴鞠の名手―飛鳥井雅経の登場/「行成の大納言にもまさり給へる」伏見天皇の手―伏見天皇と宸翰様
  • 第三章 古筆方丈記
    • 五筆和尚/紀貫之の名/「張王も筆を擲げ、鍾蔡も恥を懐けり」/小野道風の影/如泥人/行成、夢に道風と逢う/そっくりな道長と行成の書/定信様/「悪筆の一得と為す」/近衛三藐院の弁慶橋/「能書たりし」光悦/信玄がオチゴさんに与えた誓詞/「御山里御茶湯」/「おね」/入木之様/写臨摸搨/いろは/古筆閑覧/習字と琴と古今集/朗詠/土代ということ/試筆/五十六億七千万歳/瑩生という人/扇面法華経冊子の謎/血書経/回向文/謹空/「恐惶謹言」か「恐惶かしく」か/封印/花押/天皇、女房名を使う/文箱/省略文字/黄いろの紙/宿紙と紙屋紙と/墨流し/内陰と飛び雲/「宗長到来にて候」/なぜに「三」なのか/「水」という字/世界一の大叢書『四庫全書』/エジプトの石硯
  • 第四章 墨美見て歩き
    • 藤原俊成の「九十歳の手紙」/利休「横雲文」をめぐる/利休の死―手紙からの追求/自刃の謎―“接着剤役”恐れた秀吉/光悦・宗達と光琳/「宝物」は“心”の中に宿るもの/「各筆源氏」の刊行に寄せて/伝統美の極致へ招待/『戸方庵コレクション』をみて
  • 第五章 古筆学への道
    • 古筆学への道/平家納経とともに歩んだ独学人生/公卿日記と古筆と絵巻/絵巻の源流をさぐる/海外旅日記/書の下手が書に生きる/池田亀鑑
  • 第六章 「今めかし」書の美
    • 不世出の書人・日々野五鳳/私の一点にもう一点/「超俗孤高」の筆―手島右卿先生の八十五年/学芸一体の妙境/柳田泰雲臨書集/金子鷗亭氏―現代書、いま頂点に/三つ巴の美の饗宴/二十一世紀をめざす「今様の書」/安田靫彦、良寛に出会う/中川一政・虚心の笑み/一粒の岩絵の具/“金字塔”落慶―『飯島春敬全集』の完結によせて/不世出の巨人飯島春敬/雪村を追う大江孝/他の追随を許さぬ至芸/和魂欧才/山方庵竹内清次翁のことども